店舗デザインも手掛ける工務店が、住宅づくりで大切にしている「人の動き」
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私たちが設計をするとき、一番最初に考えるのは間取りでも、デザインでもありません。
「人の動き」です。
ここでいう「動き」とは、単に歩く、座る、料理をするといった身体の動作だけではありません。
「なんとなくこの席に座りたくなる。」
「家に帰るとほっとする。」
「気づけば家族がリビングに集まっている。」
そんな、人の気持ちの動きまで含めて考えています。
店舗デザインでは、この考え方がとても重要です。
お客様はどこから入店し、最初に何を見るのか。
どこで立ち止まり、どの席を選び、どんな気持ちで食事を楽しむのか。
居心地の良いお店とは、偶然できるものではありません。
照明の明るさ、視線の抜け方、素材の質感、スタッフとの距離感。
細かな要素が積み重なり、人の行動や感情を自然と動かしています。
実は、この考え方は住宅でも同じです。
朝、気持ちよく一日を始められること。
帰宅して自然と肩の力が抜けること。
料理をしながら家族の様子を感じられること。
子どもが自分の部屋に閉じこもるのではなく、自然とリビングに集まること。
住まいには、数字では表せない心地よさがあります。
私たちは間取りを考える前に、「この家で、どんな時間が流れてほしいのか」を考えます。
家は完成した瞬間に価値が決まるものではなく、そこで積み重なる日々によって、本当の価値が生まれると考えているからです。
だから私たちは、「何帖のLDK」や「収納が何カ所あるか」といった数字だけで家を考えません。
その空間でどんな会話が生まれるのか。
どんな気持ちで朝を迎え、どんな気持ちで一日を終えるのか。
そんな、人の動きまで設計することを大切にしています。
私たちはこれからも、人が自然と心地よく動き、心まで穏やかになれる住まいを、一つひとつ丁寧につくっていきたいと考えています。